*--若々しい毎日のために「冬太り解消ダイエット」--*


始めよう「冬太り解消ダイエット」  (2005/10/01 update)
冬太りの原因は自律神経の低下にある  (2005/10/02 update)
痩せやすさをチェック!  (2005/10/03 update)
酷使されつづける自律神経  (2005/10/04 update)
アンチエイジングにもダイエットは不可欠  (2005/10/05 update)
モナリザダイエットで解毒・浄化・リセットする  (2005/10/06 update)
代謝のアップのポイントは《リンパさらさら》  (2005/10/07 update)
リンパさらさらエクササイズ  (2005/10/08 update)
五感を刺激して味わう  (2005/10/09 update)
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始めよう「冬太り解消ダイエット」
 冬太りしたために、体が重く感じ、むくみがあるように思えたり、食事の量を減らしても体重が思うようになかなか体重が減らない…などといった悩みを抱えている人が多くいると思います。

 本来は、寒さを感じると、自律神経の働きで脂肪を燃焼させて体を温めようとするため、冬は痩せやすい季節でした。ところが、空調完備の室内で過ごす現代人は体温調節をする必要がほとんどなく、さらに華燭や運動不足になりやすい時節柄、冬太りが起こりやすくなってきます。

 暖かくなったら、自然のリズムに逆らった不規則で便利な生活を改めて、日常での活動量を増やし、自律神経を整えて代謝を高めることから始めてみましょう。

 若々しい毎日のために「冬太り解消ダイエット」を行うことをおすすめします。


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冬太りの原因は自律神経の低下にある
 冬太りの原因は自律神経の低下にあると言っても過言ではありません。

 リモコンで室内温度が調節できる生活は便利で快適です。しかし、空調がきいた室内ばかりいると自律神経に支障をきたします、自律神経が衰えると、夏に汗をかくこともなく、逆にクーラー病になったり、冬は寒さにふるえて鳥肌がたつこともなく、ちょっとした寒さで風邪をひいてしまいます。

 体は冬になると、自らの脂肪を燃焼させて体温の低下を防いできました。本来、冬は痩せやすい季節なのですが、便利な生活で自律神経が低下している上に、過食や運動不足などの要因も加わり、《冬太り》現象が生じるようになったのです。

 「痩せる」という現象は、脂肪細胞に蓄えられる中性脂肪が減る代謝反応が起こることにあります。この代謝を動かしているのが自律神経やホルモンです。したがって、体の内部環境を整えてくれる自律神経の改善が冬太り解消の鍵となってきます。


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痩せやすさをチェック!
 あなたのモナリザ度で痩せやすさをチェックしてみましょう。

 食事や運動で痩せないという人は、自律神経の働きが低下しているために代謝が悪く痩せにくい《モナリザ》状態である可能性があります。

 このモナリザとは絵画のモナリザではなく…、英文の頭文字を綴った「MONALISA」で、「 Most Obesity Known Are Low In Sympathetic Activity 」という英文の文字を組み合わせて名付けられたもので、これを英訳すれば「肥満者の大半数は副交感神経の働きが低下している」となります。この状態にあることを「モナリザ症候群」などと呼ばれています。

 自律神経の働きが低下しているために代謝が悪く痩せにくい《モナリザ》状態であるのか、あなたのモナリザ度を確認しましょう。モナリザ度が高い人は、単に痩せにくいだけでなく、不健康な状態にあるとも言えます。以下の質問で当てはまる項目をチェックして、その個数で診断してみましょう。


### モナリザ度診断テスト ####

・便秘が酷い

・夏は冷房、冬は暖房、空調万全の環境にいる

・昼夜逆転の生活パターンが日常茶飯事

・食事をゆっくりとる時間がなく、食事抜きもしばしば

・ファーストフードやコンビニがないと生きていけない

・入浴時間が短い(鳥の行水)

・冷え性である

・歩かない生活だと思う

・お腹が空いたという感覚があまりない

・のぼせ、イライラなど更年期の症状が酷い

・意識してとる水分量は1日に1リットル以下である

・暑くてもあまり汗をかかない

・デスクワークが多く、机の前に1日4時間は座っている

・むくみがちだと思う

・慢性の肩こり、頭痛、腰痛などが(どれかひとつでも)ある

・アウトドアが苦手である

・「何のために生きているかわからない」とよく思う

・息抜きの時間がない

・朝起きるのがつらい

・以前はすぐに痩せたいのに、最近はダイエットがうまくいかない


### モナリザ度診断 ###

【20〜15個】(100%)
 完全なモナリザ状態に陥っています。自律神経のバランスの完全失調で、ダイエットが出来ないどころか、その他の体の不調もあるはずです。

【14〜10個】(80%)
 かなり自律神経に負担がかかっているため、体も辛いはずです。まずは、食生活を見直すことから始めましょう。

【9〜7個】(60%)
 自律神経が調節している体の機能において、バランスが崩れかかっています。筋肉を使わない生活はモナリザ度を悪化させます。

【6〜4個】(40%)
 ダイエットのほうにもまだ自律神経は働いてくれていますが、これ以上負担が増えると痩せにくい状況に至ります。チェック項目を今すぐに改善しましょう。

【3〜0個】(20〜0%)
 30代以上でこのレベルであれば立派です。0個の方は10代レベルの自律神経の持ち主です。このまま生活を維持して、若々しい毎日を過ごしましょう。

(参考資料:「青木晃式・モナリザダイエット」河出書房新社)


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酷使されつづける自律神経
 自律神経というシステムがどれだけ重要であるのか、知らない人が多いかと思います。「酷使されつづける自律神経」とはどんな状態を示すのか、下記に示します。

 自律神経はストレスが過度に負荷されるだけでも機能が低下するのですが、生活習慣によっても機能が低下します。

 昼夜が逆の不規則な生活では、自律神経は過酷な環境に体を適応させることに必死で、「体脂肪を減らす」という代謝システムまで働く余裕がありません。また、暑さや寒さを感知しなくてよい環境ばかりにいると、自律神経はすっかり怠け、衰えててしまいます。

 自然のリズムに合わせて早寝早起きを心がけ、エアコンも時々切って季節を体で実感し、意識的に自律神経の負担を減らすことが、モナリザ度を低くし、痩せやすく太りにくい体質をつくります。


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アンチエイジングにもダイエットは不可欠
 最近、広告などでよく、《アンチエイジング》という言葉を耳にされていると思います。これを日本語に訳せば「抗加齢」という意味を示す言語となります。

 以前の医学では、老化は自然現象であると考えられてきました。しかし、医学の進歩で寿命が延びると、老化を病気と同じレベルで考え原因を追求していこうとする《抗加齢医学》が確立しました。その本質は、「健康な体を保ち、質の高い長生きをする」ということにあります。

 老化の原因は様々ですが、肥満はアンチエイジングにとって最も身近で切実な問題です。なぜなら、肥満の人に合併しやすい糖尿病や高血圧などの疾患は動脈の硬化を進め、血管の老化は体内の老化を進めるからです。その意味でも、「血管年齢」は体内の若さを測るひとつの指標と言えるでしょう。

 人間ドッグで検査されるBMI値の適正値は0.65〜0.85mm。日本肥満学会では、BMI値が「22」を理想とし、「18.5以下」なら低体重、「25以上」なら肥満と判定しますが、52〜55歳の男性を対象に行った人間ドックのデータを元に行われた最近の研究(調査)でも、肥満指数『 BMI =体重(kg)÷【身長(m)×身長(m)】』が高い人ほど血管の老化が高いという結果が出ています(参考資料「"若返り"の食と生活 / 青木晃著」)。

 若さと健康、美しさを保つアンチエイジングにも、ダイエットは不可欠といっても過言ではないでしょう。


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モナリザダイエットで解毒・浄化・リセットする
 モナリザダイエットでは、ダイエットの基本@に入ってくるカロリーの調整(食事療法)、A消費エネルギーを増やす(運動療法)ことに加え、B代謝をアップさせる、C自律神経を働かせるという2点を特に意識して行います。

 特に重要な8項目について下記に示します。


【@:食事は一口20回噛み、20分以上かけて食する】
 噛む回数が増えると肥満は減少し、顔のラインもシャープになっていきます。また、満腹感が得られるのは食べてから20〜30分後。20回噛む習慣を実行してみましょう。

【A:食事の減量は20%までとする】
 急激な摂取エネルギー減は体に危機感を与え、飢餓に備えて脂肪を貯めやすくなります。20%減までなら骨量や筋肉を落とさず、体を維持するシステムにも気付かれずに減量を続けることができるようになります。

【B:脂肪の割合は20%以下にする】
 糖質55%、タンパク質25%、脂質20%が理想的とされています。特に良質のタンパク質は脂肪の燃焼と代謝アップに不可欠です。乳製品、卵、豆腐、肉、魚からバランスよく栄養摂取しましょう。

【C:水分(ミネラルウォーターや緑茶)で体内を浄化する】
 体から1日に2.5Lの水分が失われます。水分不足では代謝の効率が低下し、むくみも起こります。起床と寝る前にコップ1杯。日に2.5Lの水分を摂取することが理想です。

【D:日常生活で運動量を20%増にする】
 家の掃除などの家事をテキパキこなして有酸素運動になるように体を動かします。体を動かさない生活を改め、エレベーターは階段に、自転車を徒歩に…など、歩数系をつけ、なるべく体を動かすようにして、20%の運動量アップを心がけましょう。

【E:質のよい睡眠でストレスに強くなる】
 夜型生活は太る元になります。老化を抑えるホルモンが最も分泌されるのは、深夜0時〜2時前後です。早く寝て、毎朝同じ時間に起きること。寝返りを打てる寝具でよい眠りを。

【F:朝の温冷シャワーや夜の半身浴で自律神経を切り替える】
 朝は温水(43〜45度)と冷水(19度前後)を交互に10秒ずつ5回の温冷シャワーで交感神経を刺激してスイッチオンに。夜は半身浴(39度前後)で副交感神経を働かせスイッチオフにしましょう。

【G:鼻式腹式呼吸で細胞の酸欠状態を解消する】
 浅い呼吸では「プチ酸欠状態」に。酸欠では脂肪細胞の代謝も行われなくなります。しっかりと息を全部吐き、鼻から吸い、丹田(へその下にあるツボ)を膨らませたり凹ませたりしましょう。


### 鼻式腹式呼吸法 ###

1.仰向けになり膝を軽く曲げる。丹田(へその下にあるツボ)に軽く手を添え、その部分を意識して膨らましながら鼻からゆっくり息を吸い込む。

2.息を吐くと口を少しすぼませて、細く長くしっかりと全部吐き出し、丹田をへこませる。


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代謝のアップのポイントは《リンパさらさら》
 体内にあるすべての液体は体液と呼ばれ、リンパ(リンパ液)や血液もその一種となります。リンパが流れているリンパ管は、毛細血管同様、体中に張り巡らされています。

 血管とリンパ管はちょうど上水道と下水道の関係にあります。《血液さらさら》は上水道が詰まらないようにする目的ですが、リンパは体の老廃物を回収したり、余分な水分を集めたり、体に侵入した異物を免疫でやっつける下水の役目を担っています。

 そのため、リンパがどろどろになれば、代謝機能の低下やセルライト、むくみ、冷え、肩こり、便秘など、体にさまざまな不調を引き起こし、免疫機能も低下します。この時、自律神経は非常事態を乗り越えようと働き過ぎ、脂肪の燃焼にまで手が回りません。リンパの停滞が続けば上水道にも悪影響を与え、最終的に血液どろどろにまで拡大します。

 《リンパさらさら》は代謝アップの重要なポイントとなります。


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リンパさらさらエクササイズ
 リンパの流れは筋肉の運動によって保たれています。日常生活の中では、まず歩くことがリンパをさらさらにするための基本となります。ウォーキング以外では、特に手と足を動かすエクササイズが効果的です。ここでは、体に負担をかけず、筋肉をスムーズに動かす(収縮させる)ことを意識した、楽々エクササイズをご紹介しましょう。


【手指運動(基本は20回を2セット)】

 腕はまっすぐ前に伸ばして

@肩と同じ位置まで上げた腕を伸ばし拳を握る

A同じ姿勢でてを広げ、グーパーを繰り返す。

 
【足先運動(基本はそれぞれ20回を2セット】

 早めの店舗でリズミカルに

@床に足裏をつけた状態からスタート

Aかかとは床につけたまま、足先をそり返す(@−Aの繰り返し)

B足先は床につけたまま、かかとを上げる(@−Bの繰り返し)


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五感を刺激して味わう
 規則正しい食生活は自律神経の働きを活性化させます。また、食事は五感を刺激して味わうほど交感神経が刺激され、ダイエット効果が高まります。香りや味、食感を楽しみながら、生命力あふれる旬の食材を摂取しましょう。

 毎日の積み重ねで、スリムで美しく健康な体を手に入れましょう。


### おすすめの旬の食材 ###

《春》
【野菜】・・・たけのこ、キャベツ、さやえんどう、アスパラガス、ふき
【果物】・・・いよかん、いちご、グレープフルーツ、オレンジ、はっさく
【魚】・・・・たい、あさり、とびうお、ほまぐり

《夏》
【野菜】・・・トマト、きゅうり、かぼちゃ、ナス、ししとう、えだまめ、オクラ
【果物】・・・すいか、もも、うめ、さくらんぼ、パイナップル
【魚】・・・・たちうお、あじ、うなぎ、あゆ、どじょう

《秋》
【野菜】・・・しいたけ、まつたけ、れんこん、さといも、さつまいも
【果物】・・・かき、ぶどう、なし、栗、ぎんなん、くるみ
【魚】・・・・さんま、鮭、いわし、さば、かれい

《冬》
【野菜】・・・ブロッコリー、大根、かぶ、ねぎ、白菜、ごぼう、ほうれん草
【果物】・・・みかん、りんご、ゆず、ぽんかん
【魚】・・・・あんこう、かき、ふぐ


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